2017.09.21マーケティング・市場調査

ガソリン補給サービスアプリ「Yoshi」のメンバー増加方法が賢すぎる!

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車が無いとほとんど何処にも行けないと言っても過言ではないアメリカ・カリフォルニア州。

「あそこのガソリンスタンドはちょっと高いから、もっと安い所で給油しよう」

そんなちょっとした節約精神はいいのだが、結局その先にガソリンスタンドを見つけることができずにガス欠になり、AAA(日本でいうJAFに相当)にガソリンを持ってきてもらうケースが多いのだそう。

そこで、たまりかねたAAAが持参するガソリンの値段を上げると発表する事態になるなど問題化した。

そんな中、ホットな視線を浴びているのが、スマホのアプリでガソリンの補給に来てもらうというサービスだ。つまり、ライト感覚で利用できるガソリン補給サービスが増えているのである。日本で言う、タクシー配車アプリが感覚的には近いかもしれない。

さて、すい星のごとく登場してきたガソリン補給サービスアプリの中で、今回は最も成功したといわれる「Yoshi Inc.」をご紹介しよう。

https://www.startyoshi.com/

2017年の1月には約200万ドルもの投資を引き出したこの給油サービスアプリは、月の基本料金が20ドル(※)。それさえ払っておけば、AAAが定めたガソリンの基準額で補給を受けられるだけではなく、洗車やオイル交換などのサービスも、ユーザーが指定したスケジュールで受けられる、というモノ。

2017年7月現在、「Yoshi」はアトランタとナッシュビルに加え、全米トップクラスの都市圏であるサンフランシスコのベイエリアもサービス圏に加え、会員数を着実に増やしている。

創始者のアレクサンダー氏は会員数の増加について、アプリの紹介制度がポイントになっているとコメント。

つまり、同僚や家族を紹介したユーザーにはポイントが与えられ、ユーザーはそのポイントを使ってガソリンを補給したり、洗車等関連サービスも受けられるのだ。

そもそも対象エリアにつきユーザー1人では「Yoshi」は利用できず、最低でも3人がユーザー登録してはじめて利用可能になる。

したがって、ユーザーが対象サービスエリア拡大のため、自分から積極的にフォロワーを増やそうとしているのでは、という分析もできる。

ユーザー直結型のサービスアプリとしてスタートした「Yoshi」は、今や個人利用者だけでなく企業からも注目を浴びる存在になっている。

従業員の大半が車通勤をしているアメリカでは、交通費としてガソリン代を支給している企業も多い。企業としては「Yoshi」を導入することによって、毎月の煩わしい計算やチェックから解放されたり、社用車や営業車等のメンテナンスフリーをもたらすと期待されている。

ユーザー直結型のアプリだからこそ、ユーザーが新しい価値を見出し、さらに企業が着目しサービスとして肉付けされていく。

「Uber」や「Tinder」といったヒトを結びつけるサービスはとかく明暗が際立ってしまうものだが、「Yoshi」はそこに地域性を結びつけた新しいタイプのユーザー直結アプリとして注目に値しそうだ。

(※)週1回の補給を上限とし車両1台につき10ドル/月を追加

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