マーケティングリサーチャーなら取得したいマーケティングリサーチ系の資格
マーケティングリサーチャーとして知識や経験を積んできた方の中には、マーケティング系の資格取得を目標にしている方も多くいらっしゃることでしょう。また、これからマーケティングリサーチャーを志す方々にとっても、資格勉強に取り組むことは大変有意義です。
マーケティング系の資格を取得するプロセスで得た知識は、マーケティングリサーチャーとして実務を行う際に貴重な財産となります。そこで、今回はマーケティングリサーチの仕事に役立つマーケティング系の資格をいくつかご紹介します。
主なマーケティング系の資格
【1】マーケティング・ビジネス実務検定
「マーケティング・ビジネス実務検定」は、国際実務マーケティング協会が実施している検定です。特定の業種や業界に特化したものではなく、マーケティング全般に関する幅広い知識の習得を目標としています。
資格の階級は、A級(戦略立案・意思決定ができるレベル)・準A級(管理・判断業務ができるレベル)・B級(業務の運営ができるレベル)・C級(定型業務ができるレベル)の4種類がありますが、現在受験できる階級はB級とC級のみとなっています。
検定専用の参考書や問題集も発売されており、独学でも十分に勉強が可能です。そのため、マーケティングの勉強を始めたい方から、マーケティングリサーチャーとして実務で身に付けた知識を再確認したい・定着させたい方まで、広範囲の目標をカバーしている検定と言えます。
【2】WACAウェブ解析士認定講座(ウェブ解析士)
ウェブ解析士の資格は、ウェブ解析士協会が実施している講座を受講することにより取得できます。アクセス解析を始めとして、KPI(重要業績評価指標)の設定などの知識も要する、インターネットマーケティングに特化した資格です。
資格の種類は、初級ウェブ解析士(ウェブ解析及びマーケティングの知識習得が目標)、上級ウェブ解析士(コンサルティングスキル習得が目標)、ウェブ解析士マスター(ウェブ解析士育成のための講師を行えることが目標)の3つがあります。
ウェブ解析士の資格は取得方法が少し変わっており、上級を受けるためには初級、またマスターを受けるためには上級の認定を事前に受ける必要があります。ただし初級ウェブ解析士のみは、講座を受けずに検定試験を受けることができます。
上級ウェブ解析士の資格を維持するためには、定期的に勉強会で発表を行わなければならないという条件もあります。インターネットマーケティングについて継続的に学んでいきたい方へ、おすすめしたい資格です。
【3】Internet Marketing Analyst(IMA)検定
Internet Marketing Analyst(IMA)検定は、インターネットマーケティングに関わる実務的な知識を問う検定です。検定には、マーケティング概論やアクセス解析などを講義で学ぶstandardコースと、コンバージョン対策、分析レポート作成などを実践的に学ぶprofessionalコースがあります。
IMA検定の大きな特徴は、eラーニングでカリキュラムが進む点です。そのため、忙しい方でも自分の都合に合わせて学習に取り組むことができるというメリットがあります。
その他の資格
ご紹介してきた資格以外にも、さまざまなマーケティングリサーチ系の資格が存在します。「マーケティングマスターコース」と呼ばれる資格プログラムでは、マーケティングのスペシャリスト達による講義や研究論文の作成、ゼミ形式のディスカッションなどを通して、ハイレベルなマーケティング力を身に付けることが可能です。ただし、講義内容の理解にも高い能力が求められるため、受講に至るまでのハードルが非常に厳しく設定されています。
また、国家資格の中小企業診断士や公認会計士に求められる知識も、マーケティングリサーチャーの実践的な業務に大いに役立てることができるでしょう。
おわりに
マーケティングリサーチャーの仕事に役立つ、マーケティング系の資格をご紹介しました。
資格自体ももちろん大切ですが、実務においては、習得の過程で身に付けたマーケティングの知識こそが重要となります。
マーケティング力向上のためにも、自分のレベルにあった資格を見つけ、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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