2016.05.30分析・レポート

商品作りに欠かせないQC活動の主軸、新QC7つ道具とは

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Chart analysis

品質管理(Quality Control)は企業の商品やサービスの品質向上のために不可欠です。以前から製造現場で品質管理に用いられてきた「QC7つ道具」と呼ばれる7つのツールに加え、近年では新しい品質管理のツールとして「新QC7つ道具」というツールも用いられています。今回は、この新QC7つ道具についてご紹介します。

QC7つ道具と新QC7つ道具の違い

主に開発や製造現場で用いられるQC7つ道具に対し、新QC7つ道具は、製造現場以外の営業や企画など商品作りに間接的に関わる部門で使用されます。新QC7つ道具では、言語データ(改善点やクレームなどの言葉の情報)を使用した分析により問題解決を図ります。

新QC7つ道具とは

新QC7つ道具は、親和図法・連関図法・系統図法・マトリックス図法・アローダイアグラム法・PDPC法・マトリックスデータ解析法から構成されます。各道具について詳しく見ていきましょう。

【1】親和図法

6631-00059-2親和図法とは、「言語データとして表現した事実や意見、発想をグループ化することにより、核心がはっきりしていない未知の問題の本質を明らかにする手法」です。

親和図法は原因や課題がはっきりしない問題について、複数のメンバーで意見を述べたり、事実を整理したりすることにより、解決すべき問題の解決策を見つけます。

 

 

 

 

【2】連関図法

連関図法とは、「原因と結果、目的と手段などが絡み合った問題について、その関係性を図示することにより問題を解明する手法」です。

例えば、「製品が何故売れないのか」という問題を設定した場合、「製品が売れない」←「価格が高い」←「原材料が高騰している」のように売れない原因を矢印で結び、原因を深く掘り下げていきます。

【3】系統図法

6631-00059-3系統図法とは、「設定した目標を達成するための手段や方策となる事柄を系統づけて展開していく手法」です。

例えば、「売り上げを伸ばす」ことを目標に設定した場合、売り上げを伸ばすための手段として「価格を下げる」ことが挙げられます。

次に、「価格を下げる」ことを実現するための手段として、「原材料の輸入先を変える」ことが挙げられます。このように目的を実現するための手段を細かくブレイクダウンする手法が系統図法です。

 

 

 

【4】マトリックス図法

マトリックス図法とは、「解決すべき問題に関連する項目を行と列に配置(マトリックス化)することにより、項目間の関係性を探る手法」です。項目ごとの優先順位を明らかにする際に、マトリックス図法が有効です。

【5】アローダイアグラム法

6631-00059-4アローダイアグラム法とは、「作業内容と日程の流れを矢印で結ぶことによりスケジュールを管理する手法」です。アローダイアグラム法により、最短の作業日数や所要時間(クリティカルパス)を求めることができます。

 

 

 

 

 

【6】PDPC法

PDPC法とは、「事前にさまざまな状況を予想することにより、解決困難な問題に対処する手法」です。

例えば、問題解決のために厳しい交渉を要する場合、交渉が成功したケースと失敗したケースの両方を想定して計画を立てることにより、不測の事態に備えます。

【7】マトリックスデータ解析法

マトリックスデータ解析法とは、「マトリックス化された各データを平面に図示することにより、全体の傾向を分析する手法」です。マトリックスデータ解析法は全体の傾向を視覚的に把握できる利点があります。

おわりに

今回は品質管理に欠かせないQC7つ道具についてご紹介しました。日本企業が抱える大きな課題として、製造部門の高い労働生産性に対し、非製造部門の労働生産性が低いことが指摘されています。その一因として、製造部門ではQC活動を積極的に推進してきたことが挙げられます。間接部門においても新QC7つ道具を用いて業務の品質向上を実現させましょう。

 

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