2016.05.30マーケティング・市場調査 , 分析・レポート

消費者モニターを活用したデータ分析の注意点

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同じカテゴリの製品やサービスの中で多くの競合商品が存在し、市場競争が激化する一方の現代。人々のライフスタイルや価値観も、今までにないほど急速に変化しています。そのような中で、顧客にとって価値ある商品を提供し、利益を生み続けていくためには、常に市場動向や消費者のニーズを把握する必要があります。

時代の流れを見極めるために積極的に取り入れたいものが、消費者モニターを活用した調査です。

しかし、消費者モニターによって精度の高いデータを集めることができたとしても、データの分析を適切に行うことができなければ、貴重なデータを無駄にしてしまうことになりかねません。そこで今回は、消費者モニターを活用したデータ分析の注意点をご紹介します。

データ分析の目的を明確にする

データ分析において最も大切なことは、データ分析を行う目的を常に明確にしておくことです。目的が揺らいでしまうと、望む分析結果を得られない可能性が高まります。

膨大なデータを分析して正確な分析結果を得るためには、確固たる目的を持って、目的と関連性のある情報のみを抽出して解析することが必要です。そのための有効な手法として、「仮説検証型」というアプローチがあります。

仮説検証型

6631-00055-2消費者モニター 調査を行う前に、まず「仮説」を立てましょう。調査では、仮説を検証するためのデータを集めます。集めたデータは、仮説を検証する方向性で分析を進めてください。

例えば、「Aという商品の販売実績が良かったため類似商品のBを販売したところ、想定より販売実績が伸びなかった。販売実績が伸びなかったBの代わりに新たにCという商品の開発を行うため、消費者モニターのデータを集める」ケースを想定してみましょう。

今回のケースの場合、調査の目的は「Bの販売が伸びなかった理由」の調査と、「C に反映させるべき改善点」の模索です。

この調査を仮説検証型で行う場合は、「販売が伸びなかった理由」が見えて来た時点で改善点の仮説を立て、仮説に関係すると考えられるデータを絞り込み、仮説を証明するためにデータ分析を行います。

仮説検証型の調査を行うことで、膨大なデータを扱う無駄な分析の手間を省くことができます。また、目的とゴールが明確になっていることにより、必要な分析のみに集中できるため、より詳細な分析結果を出しやすい点も重要なポイントです。

 

分析データに適切なアプローチを行う

ただし、仮説検証型調査には欠点もあります。あらかじめ仮説を立てて分析を行うため、想定していなかった結果を得ることや、隠れた課題を見つけ出すことが難しい点です。

データ分析の方法には、仮説検証型以外にもさまざまなアプローチがあります。調査の目的を設定したら、さまざまなアプローチの中から目的に合った適切な方法を選択することが重要です。以下にその一部をご紹介します。

仮説探索型

6631-00055-3仮説探索型の検証は、「解決方法の仮説が立てられない」場合に用いると有効です。できるだけ思考のバイアスを外し、膨大なデータを公平に扱いましょう。思いもよらない調査結果を得られることもある、非常に魅力的なアプローチ方法です。

 

 

 

 

 

 

 

現状把握型

6631-00055-4現状把握型 は、市場動向や消費者ニーズなどの状態を把握するためによく用いられる手法です。例えば、膨大な、法則性の分からない消費者モニターのデータも、現状把握型で検証することにより「どのような状況で何が起きているのか」を汲み取ることができるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

おわりに

顧客の生の声を聞くことができる消費者モニター調査のデータは、適切な方法で分析しましょう。分析結果を上手に活用できれば、より顧客目線に立った商品開発やサービスの向上が可能になります。調査の目的に合った適切なデータ分析方法を選び、有用な調査結果を手に入れてください。

 

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