2016.05.27How To アンケート

アンケート調査の回答率を上げるアンケートの作成コツ

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アンケートを実施した際、回答が無記入だったり、1つだけ選ぶべき選択肢に複数のチェックがついていたりと、苦労してアンケートを回収しても、無効となる回答の多さに頭を悩まされた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。無回答や無効票は、多くの場合集計の対象から外します。アンケートを実施する際は、有意義な回答を少しでも多く回収できるような工夫が必要です。

そこで今回は、アンケート調査で回答率を上げるための設問作成のコツをいくつかご紹介します。

アンケートは導入部分が肝心

アンケートの対象者が、回答するかどうか判断するのは導入部分です。アンケートの冒頭部分にあいさつ文を入れて、丁寧に依頼するように心掛けましょう。

アンケートの目的を明示するとともに、個人情報の取り扱いに対する方針も記載します。また、「回答時間の目安:10分」といったように、アンケートの所要時間の目安を入れておくと、回答率が高まりやすいです。

回答率を上げるアンケート作成の設問のコツ

how-to-increase-response-rate-for-surveyアンケート調査は、質問の仕方によって回答者が受け取る心理的な印象は大きく変わり、回答率に影響します

例えば、「どのくらい不満でしたか?」とネガティブな質問をされるよりも、「どのくらい満足いただけましたか?」とポジティブな質問をされた方が、回答者のモチベーションが上がりやすく、次の設問に進む確率が高くなります。

また、「この商品の値段とラインナップをどう思いますか?」といったように、2つの事柄を1つの設問にまとめてしまうのは避けるべきです。回答者は「値段とラインナップのどちらについて聞かれているのだろう?」と悩み、途中で答えることをやめてしまうかもしれません。アンケートを作成する際は、回答者の立場に立って設問を考えることが大切です

具体的には以下のような点に注意してください。

  • ネガティブ(否定的)な表現は避ける
  • 設問数を少なくする
  • 選択肢を多くしすぎないようにする
  • 曖昧な表現は避けて、シンプルでわかりやすい質問にする
  • 設問で設定している状況を思い起こしやすいように、設問の順序を時系列に合わせる
  • 専門用語や略語、特殊な用語には説明を加える
  • できるだけ、個人情報などを記入させずに無記名にする

回答形式を工夫する

devising-answer-formatアンケートの回答率を上げるためには、対象者が回答しやすいように、調査票の回答形式を工夫することも大切です。

以下では、代表的な回答形式をご紹介します。

【1】単一選択型

単一選択型は、設問に対する回答を選択肢から1つだけ選ぶ回答形式です。

どの選択肢にも当てはまらない人を無回答と区別し、2つ以上の選択肢に当てはまって答えにくい人が生じないようにする必要があります。排他的で網羅的な選択肢を設定するとともに、設問によって、「その他」や「どれにも当てはまらない」といった選択肢を設けておきます。

単一選択型は回答する側は答えやすく、集計する側もまとめやすいことがメリットです。

【2】複数回答型

複数回答型は、設問に対する回答を選択肢から2つ以上選ぶ回答形式で、無制限に選択させる形式と回答数に制限を設ける形式があります。無制限に選択できる場合には、選択肢がすべて選ばれないように工夫することも大切です。また、単一回答型と同様に、設問に応じて「その他」や「どれにも当てはまらない」という選択肢を設けておく必要があります。

複数回答型は回答者の気持ちに合わせて、より適切な答えを引き出すことができます。

【3】順位回答型

順位回答型は、選択肢に順位をつける回答形式であり、すべての選択肢に順位をつける形式と、上位のものだけ部分的に順位をつける形式があります。

順位回答型は回答しやすいだけでなく、比較的集計や分析も行いやすい形式です。

【4】自由回答型

自由回答型は、設問に対する答えを自由に記入する回答形式です。

自由回答型は具体的な意見を聞くことができる半面、無回答や意味不明な回答が増加するというデメリットもあります。

アンケートを回収するための工夫

web-questionnaire調査結果の偏りを防ぐためには、アンケートの回収率を高めることも重要です。

アンケート調査を行う媒体(紙またはWebシステム)や告知の方法(郵送またはインターネットを使用したもの)によっても、回収率は大きく変わります

紙媒体のアンケートでは、調査票の返送が必要な場合、せっかく回答を記入しても返送することを忘れて無回答となるケースも起こり得ます。

一方、インターネットを利用したWebアンケートはメールや回答フォームの送信ボタンを押すだけでアンケートを回収することができるため回答率が高い傾向です。

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おわりに

アンケートの回答率が低い場合、一部の対象者の意見しか収集できず調査結果に偏りが生じかねません。調査結果を活用しようとする際にも支障が出てしまうことが懸念されます。

アンケートの回答率を上げるためには、回答者が途中で不安になったり、回答の仕方に困ったりすることのない設問や選択肢を作成することが必要です。以上のことを踏まえて、回答しやすいアンケート作成を行いましょう。

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