2017.03.21分析・レポート

分かりやすいアンケート集計方法とは?効果が見えるアンケート集計の仕方

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全ての設問に「はい」「いいえ」で回答するアンケートの場合、集計は簡単です。
しかし、普段実施されているアンケートの回答形式は、5段階評価、複数回答可、自由記入形式など多岐にわたります。
大規模なアンケートは回収したデータも膨大になるため、初めて集計作業をする方はどこから手を付ければ良いのか、呆然としてしまうかもしれません。

そこで今回は、アンケートを分かりやすく集計するための基本的な考え方をご紹介します。

基本的なアンケートの集計方法

basic-aggregation-method基本的なアンケートのデータ集計方法には、「単純集計」と「クロス集計」があります。

それぞれのアンケート集計方法と、その特徴を見てみましょう。

【1】単純集計

単純集計は、アンケート結果を回答別にそのまま足して集計したものです。

ある商品について、「好き」「嫌い」「どちらでもない」から1つを選んでもらうアンケートを1000人に実施した場合、単純集計では以下のような集計結果が算出されます。

 

好き:640人/嫌い:300人/どちらでもない:60人

単純集計の集計作業は簡単ですが、あくまでも回答者の全体的な傾向を知ることに限定されます。

 

【2】クロス集計

単純集計から1歩進んで、年齢や性別などの属性別に傾向を知りたい場合は、クロス集計を行います。例えば、上記のアンケートについて単純集計の結果を男女別に集計し直してみると、以下のような結果が得られました。

 

【男性】

好き:600人/嫌い:30人/どちらでもない:20人

【女性】

好き:40人/嫌い:270人/どちらでもない:40人

 

上記はやや極端な例ですが、アンケートの結果によりこの商品は、男性には好まれていて女性には敬遠されていることが分かります。地域や職業など、属性ごとにさらに細かく分類・集計すれば、回答者のより具体的な傾向を知ることができるでしょう。

 

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平均値の考え方

concept-of-average-value-in-aggregation-of-questionnaire平均値は、アンケートの集計で頻繁に利用される指標です。広く知られる平均値の計算方法は「全体の合計÷個数」ですが、アンケート結果の集計においては、単純にこの式へ当てはめることができない場合があります。

例えば、小学生10人を対象にお小遣いの額を調査し、以下のような結果になったと仮定しましょう。

100円:2人/500円:5人/1000円:2人/1万円:1人

この場合、「全体の合計÷個数」の計算方法では(100×2+500×5+1000×2+10000×1)÷10=1470円が平均値です。
しかし、あきらかにこの平均値は、実態とかけ離れています。

上記のようなアンケート結果を集計する場合、実態に近い平均を出すための考え方がいくつか存在します。
そのうちの1つが、回答中の極端な値を除外する方法です。
例として挙げたアンケートでは、1万円のお小遣いをもらっている1人は、他の小学生と比べて金額に大きな差があります。
そのため、この1人を除外して計算することにより(100×2+500×5+1000×2)÷9≒522円が平均値となり、実態と近い数値を出すことができます。

他にも、回答数が少ない項目から順に多い項目まで並べた際に、その順番の中央にくる項目が平均の1つ、と考える「中央値」も集計時によく利用されます。
これらの方法を用いて、より現実的な数値をデータとして出すことが、アンケート集計には大切です。

自由記入形式の集計方法

how-to-aggregate-free-descriptive-answer-form対象者に自由記入で回答してもらうアンケートは、計算による結果集計が不可能です。この場合は、集計の際にいくつかのキーワードを設定し、それらのキーワードごとに回答内容を選り分けましょう。回答のカテゴリ分けを行うことにより、後の集計・分析作業が格段に楽になります。

例えば、会社の社員食堂に関するアンケートを社内で取る際に、全体的に「不満」という声が多いなら、「(価格が)高い」「(味が)まずい」「(メニュー数が)少ない」といったキーワードを設定します。そして、そのキーワードごとに回答を振り分けていくと、集計・分析しやすくなります。

グラフを作成して結果を可視化する

アンケート結果を分かりやすく可視化したものが、円グラフや棒グラフ、折れ線グラフなどの各種グラフです。結果を分かりやすく表現するためには、それぞれの回答スタイルに応じたグラフを選ぶことが重要です。

例えば、単純計算によるアンケート結果をグラフ化するなら、回答は1つしか選ばない「単一回答」になるため、円グラフおよび帯グラフが適しています。回答が複数選べる場合は、棒グラフや折れ線グラフで表します。

クロス集計の場合は、単一回答の結果を1つのグラフに表すなら帯グラフで、回答が複数選べるなら棒グラフおよび折れ線グラフが適しています。

おわりに

今回は、基本的なアンケート集計の方法や考え方をご説明しました。アンケート結果は、集計方法次第で内容が変わってしまいます。
また、「平均値の考え方」で述べたように、アンケートの結果を単純計算するだけでは、適切な集計・分析ができない場合もあります。
自由記入の回答を分析する場合も、設定するキーワードにより分析結果は変化します。
適切な集計結果を導き出すためには、集計方法についての十分な検討が必要です。

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