2016.05.09How To アンケート , アンケートツール

紙からWebへ、ネットリサーチ(インターネット調査)のメリット・デメリット

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ネットリサーチは、1990年代中盤頃から行われ始めたインターネットを利用した市場調査方法で、「Webリサーチ」「インターネット調査」とも呼ばれています。
それまで、市場調査は紙上に記入するアンケートが一般的でしたが、ネットリサーチに比べると調査対象の人数は限られ、また、調査にかかる時間やコストも膨大なものでした。

現在、ネットリサーチの市場は拡大する一方です。今回は、このネットリサーチのメリットとデメリットについてご紹介します。

ネットリサーチのメリット

【1】大量の情報を安く・早く入手できる

ネットリサーチを行う上で最大のメリットは、大量の調査結果を「安く」「早く」入手できる点です。
質問紙を郵送して回答してもらう紙のアンケートは、郵送費や質問紙の作成費(紙代・印刷代など)、アンケート結果を集計する人件費などがかかります。また、それらを準備する時間や手間も負担が大きいのが現状です。

一方、ネットリサーチはアンケートにとどまらず、インターネット上で得られるターゲット層の情報全てが対象になっています。Webアンケートはもちろん、Webサイトのアクセス解析結果やトラッキングも該当するため、随時たくさんの情報を得られます。
また、Webアンケートを行う場合は多くの人に協力を求めやすく、回答者のターゲットを絞りやすいことも特徴です。例えば、「オーディオに興味を持っているユーザー」や「家の買い替えを検討しているユーザー」など、特定の層をすぐに抽出できます。さらに、得た回答を管理しやすいことも、ネットリサーチの魅力です。

【2】ネットリサーチ会社のサービス多様化で利用しやすい

インターネット調査を請け負うネットリサーチ会社のサービスは、多様化しています。主なサービスの形態は、調査の全てをネットリサーチ会社に委託する「従来型」と、調査の設計から集計分析までを自分で行う「セルフ型」の2種類。調査の目的や用途によって、予算や規模を自由にカスタマイズできることも、ネットリサーチのメリットです。

例えばアンケートをとる場合、ある程度作り込んだボリュームのあるアンケートはネットリサーチ会社に全て委託、自社である程度作れる簡単なアンケートは面倒な部分のみネットリサーチ会社に委託してコストダウン、といったことができます。

【3】サイトのアクセス解析やトラッキングでリアルな傾向を把握

ネットリサーチでは、アクセス解析やトラッキングによってターゲット層の詳細な行動パターンを把握することもできます。
回答者が自身の回答を無意識・意識的に操作する可能性があるアンケートよりも、よりリアルな傾向を知ることができるため、非常に参考になります。

 

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ネットリサーチのデメリット

一方で、ネットリサーチにはデメリットもあります。以下が、ネットリサーチの主なデメリットです。

【1】モニターに偏りがある

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ネットリサーチで得られる回答は、インターネットユーザーからの回答に限られます。インターネットを利用することが少ない職業や年齢層も存在するため、目的によっては、正確な調査結果につながらないかもしれません。

また、アンケートがどのような媒体で行われたかに関わらず、回答者にはそれぞれ隠れた属性があります。例えば、アンケートを受けている分野について「新しく興味を持った方」と「長らく不満のある方」では、回答結果が大きく異なります。どの調査方法を選ぶ場合でも、「どのようにしてパネルを獲得したか」を明確にし、偏りがある場合は補正することが必要です。

 

【2】回答の信頼性に問題がある

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最近では、複数のネットリサーチ会社に登録し、虚偽の回答をするパネルが非常に増えています。このようなパネルの多くは、アンケートに協力して得られる報酬(Webショッピングで利用可能なポイントなど)を目的としています。

他にも、ネットリサーチにおいて悪質なパネルが増加する要因として、以下が挙げられます。

・クリックひとつで気軽に始められること

・複数人を装い、同一人物が何度も回答できる可能性があること

・場合によってはデータの大量偽装が可能であること

 

データの大量偽装に関しては、特に注意を払わなくてはなりません。「○○万人のパネル保有」という宣伝を謳っているネットリサーチ会社は、リサーチ方法によっては信頼性が薄い場合があります。紙に直筆でうそを書くことと、パソコン上においてクリックやタッチ1つでうその回答をすることでは、労力も罪悪感も異なります。そのようなパネルの心理を把握した上で、悪質な回答を排除するために、各社はさまざまな工夫を行っています

おわりに

総務省によると、2014年現在のインターネット普及率は79.1%(前年比0.96%増)で、利用者のうちの9割以上が13歳~49歳です。もはや「ネットリサーチでは一部の人の意見しか拾えない」とは言えない時代になりました。しかし、いまだに「パネル登録して稼ぐユーザー」と一般消費者との間には隔たりがあると言えるでしょう。

今後ますます拡大していくネットリサーチ市場を活用するためには、調査会社のサービス内容を吟味し、調査の目的に合ったサービスを選択することが重要です。

 

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